学生から新社会人への準備に必要な手続き 奨学金編

学生時代に奨学金制度を利用した人は、自分の奨学金制度が「給付型」「貸与型」のどちらか把握していますか?

2つの制度の違いは、「給付金型:返済の必要あり「貸与型:返済の必要なしです。

貸与型の制度を利用していた人は、社会時になると返還の義務があります。
忘れずに返還の手続きをしておくとともに、毎月どの程度の金額を返還する必要があるのか理解しておくことで損をしないようにしましょう。

ここでは、ここでは、日本学生支援機構(JASSO)奨学金の返還手続きに関する手続きや支払い開始、お得な方法などについて記載しています。

では見て行きましょう。

ここで知っておくべきポイント

奨学金の返還について、知っておくべきポイントは以下の3つです。

  1. 支払い開始は半年後から開始。毎月支払う。
  2. 返還手続きは口座振替
  3. 返還は繰り上げがお得

では、それぞれ説明していきます。

奨学金の返還手続き及び手段(期間・方法)

返還開始と支払日

奨学金の返還は、「貸与が終了した月の翌月から数えて7か月目から返還が始まる」というルールになっています。

奨学金の返還は、「どのように分割して支払うか」の2種類の選択肢があります。

 月賦返還:毎月27日支払い
 月賦・半年賦併用返還:毎月27日支払い+半年に1回追加で支払い(1月と7月の27日)


もし卒業が3月で、3月まで奨学金を借りていた場合は以下のようになります。

 月賦返還:10月27日から支払い開始
 月賦・半年賦併用返還:10月27日から支払い開始。半年賦分は1月27日から開始

支払い方法

奨学金の返還は、口座振替(引き落とし)で行います。
奨学金についての情報や書類を見ると、リレー口座という単語を見かけると思います。
要するに「奨学金を返すために口座引き落としされる口座のこと」です。

申込方法は、郵送による申込み金融機関窓口での申込みの2つの方法があります。
用紙は以下から請求できますので、必要な方は確認してください。

リレー口座申し込み
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan/furikae/kozahenko.html

ちなみにですが、現状では口座振替手数料は無料です。

奨学金の繰り上げ返済について

貸与型の奨学金には、「第1種奨学金:利息なし」「第2種奨学金:利息あり」の2種類があります。

ここでは、利息がつく第2種奨学金の方を対象として、繰り上げ返済について説明します。

利息がつく第2種奨学金の場合、「元々返済する元金+残額に応じた利息」を毎月支払うことになります。繰り上げ返済の制度を使うと、前倒して支払う分の利息を払う必要がなくなります

給与が上がった、賞与が入ったなど、もし繰り上げて支払いができる場合は検討してみてください。単純に貯金しておく場合は、利息分が得するので繰り上げて返済した方が良いでしょう。

繰り上げ返済の申し込みは、インターネットを利用した「スカラネット・パーソナル」での手続きを行うことができます。スカラネット・パーソナルの利用には、事前にユーザ登録が必要になりますので、一度確認しておきましょう。

スカラネット・パーソナル
https://scholar-ps.sas.jasso.go.jp/mypage/login_open.do
 

まとめ:奨学金の返還があることを忘れず計画的に

  1. 支払い開始は半年後から開始。毎月支払うことになるので生活費の計算をしておくこと。
  2. 毎月口座振替になるので、口座には忘れず入金すること。
  3. 繰り上げ変換できる人は、賞与などのタイミングで多めに返しておくのがオススメ

繰り上げ返還は、すぐにではなく、社会人になって5年後など、期間を置いてからの手続きでも問題ありません。また、事情により繰り上げではなく、月々の返還が難しい場合も日本学生支援機構に相談することができます。

いずれにしても奨学金返還は忘れていると大きな負担になりかねません。
計画的に支払いましょう。

以上です。では。

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