はじめに:食費の割合は収入の何%が適正?
食費は、エンゲル係数から考えると、手取り収入の15%~20%程度が適正と言われています。皆さんの家ではいかがでしょうか?
お惣菜や肉・野菜などの生鮮食品が割引されるのを狙って、閉店間際にスーパーにいったりしませんか?色々と頑張ってやりくりしても、食費って思った以上に掛かりますよね。
ここでは、近年社会問題とされている食品廃棄ロスの削減に貢献しつつ、お買い得に買い物できる方法を伝えたいと思います。見れば「なるほど!」と納得していただけると思いますし、「何で今まで知らなかったんだろう・・・」と思われるのではないでしょうか。
では、行きましょう。
食品廃棄ロスについて
年間の食品ロスの量は612万トン!?
日本で、まだ食べられるのに捨てられている「食品ロス」はどのくらいの量か知っていますか?
発生量は年間612万トンと推計されています。
これはどのくらいの量かというと、「日本人1人あたりが毎日お茶碗1杯分の食べ物を捨てている」計算になります。
さらに、世界中で飢餓に苦しむ人たちへの食糧援助量は年間約390万トン。日本の食品ロスの量は世界中の食品援助量の1.6倍ということになります。
ちょっと衝撃の事実ではないでしょうか?
なぜこんなにも食品ロスが起きているのかは、次の日本独特の商慣習にも大きな原因の1つとなっています。
1/3ルールを知っていますか?
日本では、食品を作っているメーカ、スーパーやコンビニなどの小売店の間で「1/3ルール(3分の1ルール)」というものがあります。まず、下のイメージをご覧ください。
この例では、賞味期限6か月の商品を対象としています。
下の方にある納品期限の部分を見てほしいのですが、賞味期限の1/3以内の2か月以内でなければ、スーパーは食品メーカーから商品を買わず廃棄されてしまいます。つまり、まだ4か月も賞味期限が残っているのに捨てられてしまう可能性があるということです。
例え、賞味期限があと1週間に迫っていたとしても、すぐに食べるなら全く問題ないですし、あまりにも勿体ないとは思いませんか?
いま日本では、このような問題に対する取り組みが増え始めています。
知れば納得お買い得!社会貢献&家計節約!
まだ食べられるのに行き場がなくなってしまった食品を消費者の元へ届ける取り組みやビジネスについて、ここでは2つの種類をご紹介します。
1つ目は、フードバンクです。
フードバンクとは、「食料銀行」を意味する社会福祉活動です。まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品を食べ物に困っている施設や人に寄付する活動です。
日本では、「セカンドハーベストジャパン」が有名です。日本初のフードバンクとして、その取り組みはテレビでも紹介されています。
2つ目は、訳アリ商品としての販売です。
私たちが普段買い物をするスーパーやコンビニではなく、それ以外の専用の店舗やインターネット経由で、まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品をメーカーから直接仕入れるなどして、販売する会社が増えてきています。
元々捨てられてしまう可能性のものだったため、仕入れの値段自体が安いので、わたしたち消費者も格安で購入することができるのです。
1つ紹介すると、「Otameshi」というネット通販サイトがあります。
ここでは、食料品を安く仕入れて販売しているので、半額以下の値段で買えるものが多数あります。
また、食品以外にも、パッケージ変更があったので店舗に置かなくなった日用品、美容・健康、ベビー用品、ペット関連グッズなど、品質に問題がないのに一般ルートで売れない商品も多く揃えています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
勿体ないことに、こんなにたくさんのまだ食べられる食品が廃棄されているのが事実です。
また、食品廃棄ロスの問題の解決にお得に貢献することができること知らない人がまだまだ大勢いることも事実です。
今回知っていただけた皆さんにも是非一度ご覧いただけたらと思います!
- 食費は手取り収入の15%~20%以下に!
- まだ食べられる食品が廃棄されている。
- フードバンクやOtameshiなどを利用してお得に社会貢献!
以上です。では。
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