よく「犬には野菜をあげてはいけない!」「犬にあげると命に係わる!」と思っている人が多いですよね。
実は、これは正しくもあり、間違いでもあります。
自分で食事を選べないペットの犬たちは、飼い主のみなさん(わたしも)正しく事実を理解してあげないと必要な栄養を摂ることができず、結果として病気になってしまったり、後悔することになってしまいます。
そうならないために、あらためて犬と野菜、犬と栄養についてやさしくポイントを絞ってまとめてみます。
参考になればうれしいです。
はじめに(結論から)
・野菜を食べさせてはいけないというのは間違い(ダメな野菜や与え方がある)
・野菜に含まれる栄養素(ビタミンやミネラル)は犬にも必要
犬に野菜をあげてはいけないという思い込み
まず我が家に犬を迎えて一緒に暮らし始めたころ、狂犬病、フィラリアの予防接種、餌はこうする、気を付けるのはこれ・・・など、いろいろ勉強しますよね?
その中で、「野菜をあげてはいけない」というキーワードが記憶に残ってしまい、ずっと野菜抜きの食事をあげている飼い主さんが多くいます。
野菜がダメと思っている理由の多くは、
1.タマネギ、ネギ、ニラを与えてはいけない
2.犬の消化器官は繊維質の多い野菜の消化が苦手
この2つの理由からではないでしょうか?
1のタマネギ、ネギ、ニラについては、中毒になるなど犬の命に係わるので絶対に与えてはいけません。
2については、繊維質の消化が苦手でお腹を壊してしまうことが指摘されています。
この2つの理由が拡大解釈されてしまって、「犬に野菜はあげてはいけない!」という勘違いを生んでしまっているケースが見受けられます。
野菜のビタミンやミネラルは犬にとっても大切
野菜の摂取は犬にも必要なのでしょうか?
野生動物の肉食動物は、草食獣をとらえた時に内臓から食べるといいます。
これは内臓には草食獣の食べた草、植物が消化吸収されやすい状態で詰まっていて、肉食動物はそれを欲しているからと言われています。
このように野菜に含まれる栄養素は犬たちにとっても必要な栄養素ですが、犬の消化機能(繊維質の消化が苦手でお腹を壊しやすい)を考えると、日々の食事に含めるのはなかなか手間が掛かってしまいます。
「野菜をあげるときには茹でてから」という人も多いと思いますが、実は熱を加えると野菜がもつ酵素が死滅してしまうので、効率的に栄養を摂ることは難しいのです。
一緒に暮らす犬には、わたしたちがサポートして、より摂取しやすい形でビタミンなどを補給してあげたいですね。体を作っていく幼い犬、病気やヘルニアなどの予防をしてあげたいシニア犬、出来るだけ健康で長生きしてほしいです。
まとめ
まとめると、
・野菜をあげてはいけないというのは思い込み(※)
・野菜に含まれる栄養素は犬にも必要
(※)タマネギ、ネギ、ニラは与えてはダメです。命に係わるので絶対に与えてはいけません。その他にもその犬に合わない野菜があるので、必ず自分自身で確認の上で与えてください。
日々料理する方法もありますが、最近は獣医さん監修のサプリメントがあります。
栄養が偏らないようにサプリメントを摂る人間と同じですね。
ここでも1つご紹介しておきますので、もし気になる方はどのような栄養がワンちゃんにいいのか一度見てみてください。
大切な家族の一員である犬たちにも長生きしてもらって、楽しい毎日をお過ごしください!
では!
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